「プログラミングなんてやったことがないのに、子どもの勉強を見てあげられるのだろうか」——2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されて以来、そう感じる保護者は少なくないようです。しかし結論から言うと、親がコードを書けなくても、子どもの学びを支える方法はいくつもあります。大切なのは教える側になることではなく、子どもの「やってみたい」に寄り添う姿勢だと言われています。
教えようとしなくていい理由
プログラミング学習は、正解を教わるというより、試行錯誤しながら自分で答えを見つけていく学び方が中心になる傾向があります。そのため保護者が正しい書き方を知らなくても、子どもの学びの質にはあまり影響しないとも言われています。むしろ「教えなきゃ」というプレッシャーを手放すことで、親子ともに気持ちが楽になるケースもあるようです。
親の役割は「伴走者」
教室の講師やオンライン教材が知識面を担当してくれるなら、家庭での親の役割は、子どもが安心して挑戦を続けられる環境を整えることに近いのかもしれません。うまくいかない時に一緒に悩んだり、完成した時に喜びを共有したりするだけでも、子どものやる気を支える力になると考えられています。
今日からできる具体的な関わり方
専門知識がなくても実践しやすい関わり方には、次のようなものがあります。
- 「今日は何を作ったの?」と興味を持って聞いてみる(内容が分からなくても、話を聞くだけで子どもは満足しやすいようです)
- 完成した作品やゲームを実際に見せてもらい、遊んでみる
- 教室から配られる連絡帳やレポートに目を通し、次回の授業内容や家庭での復習ポイントを把握しておく
- 子どもが困っている時は答えを教えるのではなく「どこまでできた?」「次は何を試したい?」と一緒に考える姿勢を見せる
また、教室選びの段階でつまずいている場合は、まずおすすめ教室の比較を参考に、家庭のスタイルに合いそうな教室を探してみるのも一つの方法です。
よくある質問
Q. 親がまったくの初心者でも子どもは上達しますか。
A. 教室やオンライン教材の指導内容と子ども自身の取り組み方が中心になるため、親の知識量が直接の障害になるわけではないと考えられています。家庭では興味を後押しする関わりが役立つようです。
Q. 子どもが質問してきた時、答えられなくてもいいのでしょうか。
A. 問題ありません。「一緒に調べてみようか」「先生に今度聞いてみたら?」と返すだけでも、子どもは自分で考えたり質問したりする習慣を身につけやすくなると言われています。
まとめ
プログラミング未経験の保護者でも、子どもの学びを支える方法は十分にあります。教えることにこだわらず、興味を聞く、作品を見せてもらう、連絡帳で様子を把握するといった小さな関わりの積み重ねが、子どものやる気を支える土台になっていくようです。まずは身近なところから、無理のない関わり方を試してみてはいかがでしょうか。
