プログラミングを始めた子どもを見ていると、うまく動かずに止まっている時間が意外と長いことに気づきます。見ている側はもどかしくなりますが、実はこの時間こそ、プログラミング学習で育つ部分が集中しているところです。
「間違い探し」ではなく「原因探し」
思ったとおりに動かないとき、子どもは自然と次のようなことをしています。
- どこまでは思ったとおりに動いているかを確かめる
- 怪しいところを一つだけ変えて、もう一度試す
- 変えて直らなければ元に戻し、別のところを疑う
これは原因を絞り込んでいく手順そのものです。理科の実験や、算数の見直しにも通じる考え方で、プログラミング以外の場面でも使える力になります。
すぐ答えが出ないことに慣れる
学校の課題は、多くの場合その場で正解が決まります。一方でプログラミングは、正解にたどり着くまでに何度も試す前提の作業です。うまくいかない状態が続いても手を動かし続けられること自体が、この習い事で身につく部分といえます。
家庭での関わり方
見ていると、つい答えを教えたくなります。ただ、原因を大人が見つけてしまうと、いちばん大事な部分が本人の経験になりません。
- 「どこまでは思ったとおりに動いてる?」と範囲をせばめる質問をする
- 「さっきと何を変えた?」と手順を思い出させる
- 詰まったまま長く続くときは、いったん離れて時間をおく
時間をおくのは逃げではありません。少し離れてから戻ると原因に気づく、というのは大人の仕事でも起きることです。
教室を選ぶときの視点
すぐに答えを教えてしまう教室より、子どもが自分で気づくまで待つ関わり方をしている教室のほうが、この力は育ちやすくなります。体験のときに、つまずいた場面で講師がどう声をかけるかを見ておくと、教室の方針が分かります。各教室の特徴は子ども向けプログラミング教室おすすめで比較できます。
よくある質問
Q. 詰まると子どもがすぐ「わからない」と言ってきます。
最初のうちは、どこを見ればよいか分からないことが多いものです。「どこまでは動いてる?」と確認する場所を一緒に決めるところから始めると、自分で探す形に移りやすくなります。
Q. うまくいかないと怒ってしまい、続きません。
一度に進める量が本人に対して大きい可能性があります。小さく区切って、動くたびに確かめる進め方に変えると、途中でつまずいても戻りやすくなります。
まとめ
うまく動かない時間は、無駄な時間ではなく原因を絞り込む練習の時間です。家庭では答えを出す役ではなく、範囲をせばめる質問をする役に回ると、子ども自身が見つける経験が積み重なっていきます。
